自己PRは企業が求める能力を理解してから。答えはエントリーシート(ES)の質問内に!

エントリーシートで自己PRをする際、企業側のニーズを一切気にせず自分の書きたいことを書いてしまう人も少なくありません。


嘘をつくことは論外であるものの、企業がどのような能力を有する人物を求めているのかを理解した上でエントリーシートを記入したほうが合格率は高まるし、管理人はそうするべきだと考えています。


まず大前提として、企業が求めている人材は「自社の利益に貢献してくれる人物」です。


自己PRを含めたエントリーシートからその企業が求めている能力を分析し、自分自身がその能力を有した人物であることをアピールするようにしましょう。


では企業が求めている能力はどのように分析していけばよいのでしょうか。

企業が求めている能力はエントリーシート(ES)に隠されている

エントリーシートで企業側が質問する項目には大抵意図があり、そこに着目すれば企業側が求める能力はある程度読み取ることが出来るのです。


まだ今年のエントリーシートの内容が発表されていないので、確認出来ないと思った就活生の皆さんも多いのでは…?!


でも、心配しないでください。一つ上の先輩のエントリーシートの項目を確認してみれば企業側が求める能力を確認出来るんです。(経営陣の入れ替えや制度の抜本的な改革がない限り、たった一年で求める人物像が大きく変わることなどまずあり得ませんので結構参考になりますよ)


例えば、世界最大の一般消費財メーカーのP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)。


質問は、「解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実)を見いだし、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を上げた経験(500〜700字)」。


これは、問題解決力を求めることが表れていますね。問題解決力とは、自ら目標を設定し、その目標を達成する上で乗り越えるべき、困難や課題について解決する能力です。


他には、総合商社の三菱商事。


質問は、「あなたが「信頼」・「信用」を得た、または失ったエピソードを教えてください」。


これは何の力を求めているのでしょうね。


おそらく、リーダーシップでしょう。リーダーシップとは、「主体性、誠実さ、責任感などから人と信頼関係を構築し、周りの人を巻き込む能力」です。


最近では、問題解決力、リーダーシップ、チャレンジ精神を確認する質問を出すことが多い状況。


事前にエントリーシートを確認し、企業が求める能力と自分の特性が一致しているかを確かめておくと効率よく活動が進められるはずです。きちんと準備をして自らの能力を具体的に示せるようにしてくださいね。