金融業界(メガバンク・地方銀行)とは?売上規模/平均年収ランキング一覧|就活中の大学生に人気のある就職先企業

 

金融業界は就活・転職活動中の方からとても人気がある業界です。

 

当記事では、金融業界の中でも、銀行(メガバンク・地方銀行・第二地方銀行)への理解を深めて頂くために、その特徴や動向について解説していきます。

 

金融業界(メガバンク・地銀・第二地銀)に興味があるものの、金融業界(メガバンク・地方銀行)の事は正直詳しく理解していない人。

 

どのような企業があり、その中での職種や仕事内容などを実は知らない方。

 

売上高が高い会社はどんな感じなの?平均年収は高いの低いの?

 

等など、金融業界(メガバンク・地銀・第二地銀)の就職や転職活動に役立つ情報をご紹介します。

 

就活生から人気がある金融業界(メガバンク・地方銀行)で内定を得たい人は必見です。

目次

 

【1】金融業界・銀行(メガバンク/地方銀行/第二地銀)の業務内容

 

【2】金融業界・銀行(メガバンク/地方銀行/第二地銀)とは?ビジネスモデルは?

 

【3】金融業界・銀行(メガバンク/地方銀行/第二地銀) 売上規模/平均年収ランキング一覧

 

【4】近年の金融業界・銀行(メガバンク・地方銀行/第二地銀)の動向や特徴と就職活動について

 

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

以下、3万人以上の就職・転職支援をしてきた就活支援フリースペース『就プラ』が、四季報や有価証券報告書、就活生や企業の人事採用責任者などから入手した情報をもとに徹底解説します!(新卒向けの情報が多いですが、20代の転職者の方に必要な情報も盛り込ませて頂いております)

【1】金融業界・銀行(メガバンク/地方銀行/第二地銀)の業務内容

銀行は預金の受入れ、資金の貸出し、為替取引などを行う金融機関です。

 

主な役割や業務は、3つに分類されます。

 

預金業務

預金業務は、文字どおり顧客のお金を預かる仕事です。こちらは、個人だけではなく法人が利用することもあります。また、お金の預け入れや引き出しだけではなく、口座の開設・管理なども含まれます。

 

貸付業務

貸付業務は、融資などとも言われ、資金を必要としている企業(または個人)に利息をつけてお金を貸し付ける業務です。 貸付の範囲は、個人・法人どちらも対象です。貸し付けをすることで、利息分で利益を得ています。 貸付の際には審査があり、融資先から返済が滞ったり、返済自体ができなくなったりしないためにも慎重に貸付先を選ぶことも大切な責務です。

 

為替業務

為替業務は、銀行口座振り替えなど、振り込みや送金、手形の発行など行う業務です。最近、特に注目されているのが、外国の通貨や債券を売買するディーリングです。実際、お金は動いておらず、あくまでデータ上でのやり取りをしていることになります。予め預けたお金から支払いや送金をおこない、利用者や受け取り者間での直接の金銭のやり取りを簡略化するための業務と考えてください。

【2】銀行(メガバンク・地方銀行・第二地方銀行)とは?その区別や違いは?

 

メガバンクや地銀、第二地銀などという表現を聞いたことがある人もいるかもしれません。これらは、どのような区別をされているのでしょうか?

 

実は、メガバンク、地方銀行、第二地方銀行には、法的や区別や分類はありません。すべてが、「銀行法」によって規定される銀行であり、取り扱いできる業務範囲に違いがあるわけではないのです。

 

一般的に、メガバンク、地銀、第二地方銀行はどの様に区別されるのかを解説します。

 

メガバンク

一般的に、3大メガバンクといえは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループを指します。

 

大手銀行5グループというと、先の3社に、りそなホールディングス、三井住友トラスト・ホールディングスを加えた5社になります。

 

さらに新生銀行、あおぞら銀行を加えて、「大手銀行7グループ」と表現されることがあります。

 

純粋に、大都市に本店を構えつつ、広域展開をしており、莫大な預金残高を有している大手銀行(都市銀行)と考えれば良いのでしょう。

 

ゆうちょ銀行は、貯金残高は全国1位なのですが、日本郵便という特殊性からかメガバンクに分類されることを見たことはありません。

 

金融業界(メガバンク・地方銀行)は、明確が定めがないようです。日本銀行などは、りそなまでを含めた5校を都市銀行として分類しています。

 

地方銀行

地方銀行は、略称で地銀などと言われています。ここには定義があり、全国地方銀行協会に属する64行を指します。
北海道銀行、青森銀行、みちのく銀行、秋田銀行、北都銀行、荘内銀行、山形銀行、岩手銀行、東北銀行、七十七銀行、東邦銀行、群馬銀行、足利銀行、常陽銀行、筑波銀行、埼玉りそな銀行、武蔵野銀行、千葉銀行、千葉興業銀行、きらぼし銀行、横浜銀行、第四銀行、北越銀行、山梨中央銀行、八十二銀行、北陸銀行、富山銀行、北國銀行、福井銀行、静岡銀行、スルガ銀行、清水銀行、大垣共立銀行、十六銀行、三重銀行、百五銀行、滋賀銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、池田泉州銀行、南都銀行、紀陽銀行、但馬銀行、鳥取銀行、山陰合同銀行、中国銀行、広島銀行、山口銀行、阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行、福岡銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行、佐賀銀行、十八銀行、親和銀行、肥後銀行、大分銀行、宮崎銀行、鹿児島銀行、琉球銀行、沖縄銀行

 

第二地方銀行

第二地方銀行は、略称で第二地銀などと呼ばれていますが、第二地方銀行協会に所属する41行を指します。
北洋銀行、きらやか銀行、北日本銀行、仙台銀行、福島銀行、大東銀行、東和銀行、栃木銀行、京葉銀行、東日本銀行、東京スター銀行、神奈川銀行、大光銀行、長野銀行、富山第一銀行、福邦銀行、静岡中央銀行、愛知銀行、名古屋銀行、中京銀行、第三銀行、関西アーバン銀行、大正銀行、みなと銀行、島根銀行、トマト銀行、もみじ銀行、西京銀行、徳島銀行、香川銀行、愛媛銀行、高知銀行、福岡中央銀行、佐賀共栄銀行、長崎銀行、熊本銀行、豊和銀行、宮崎太陽銀行、南日本銀行、沖縄海邦銀行

 

地銀、第二地銀ともにメガバンクと比べると貯金残高は少なく、展開地域にについても地方など限定的です。顧客は、地方の有力企業や、その都道府県内でビジネスを展開する企業が多く、地域密着で金融業を営んでいます。

 

地方銀行や第二地方銀行は、その名の通り、地方都市で銀行業を営み、地域密着で金融業を展開しています。

【3】金融業界(メガバンク・地銀・第二地銀) 売上規模/平均年収ランキング一覧

就職・転職活動中の大学生、大学院生、短大生、専門学校生から人気があり、売上規模の高い会社をランキング形式で一覧としています。

 

売上高や平均年収の開示情報がある上場企業のみに限定させて頂きます。

 

業界・業種研究や職種研究にご活用ください。

 

就職希望者から人気があり、企業規模の大きな会社のランキング一覧です!売上高や平均年収の開示がある上場企業のみに限定しています。

売上高を基準とした金融業界・銀行(メガバンク・地方銀行/第二地銀)のランキング(2020.7月調べ)

順位 企業名 売上高

平均年収

1 三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.2兆円 1067万円
三井住友フィナンシャルグループ 5.3兆円 1155万円
3 みずほフィナンシャルグループ 3.9兆円 910万円
4 ゆうちょ銀行 1.7兆円 675万円
5 三井住友トラスト・ホールディングス 1.5兆円 1302万円
6 りそなホールディングス 8,805億円 918万円

7

新生銀行 3,995億円 771万円
8 コンコルディア・フィナンシャルグループ 3,062億円 1041万円
9 ふくおかフィナンシャルグループ 2,831億円 800万円
10 めぶきフィナンシャルグループ 2,827億円 1071万円
11 千葉銀行 2,429億円 729万円
12 静岡銀行 2,292億円 736万円
13 関西みらいフィナンシャルグループ 1,897億円 819万円
14 あおぞら銀行 1,844億円 802万円
15 ほくほくフィナンシャルグループ 1,824億円 892万円
16 山口フィナンシャルグループ 1,754億円 679万円
17 九州フィナンシャルグループ 1,721億円 953万円
18 八十二銀行 1,650億円 658万円
19 第四北越フィナンシャルグループ 1,546億円 1165万円
20 セブン銀行 1,485億円 707万円

参考:Ullet

 

平均年収を見る際の注意点としてホールディングスと書かれているところには注意してください。事業会社よりも金額が高いことが多いです。

ホールディングス(持株会社)の意味が分からない人はこちら ※ウィキペディア(Wikipedia)にリンクします

【4】近年の金融業界・銀行(メガバンク・地方銀行/第二地銀)の動向や特徴と就職活動について

業界規模 27.6兆円
伸び率 +4.8%
平均年収 676万円

 

近年の金融業界・銀行(メガバンク・地方銀行/第二地銀)の動向や特徴としては、大半のところが利益率が低下しており、人員の整理やコスト削減、キャッシュレス決済など新サービスの強化などが急務になっているように思えます。

 

地方銀行や第二地方銀行は、メガバンク以上に経営が苦しい印象で、減益、赤字決算が続いているところが多いです。金融庁が介在し、統合や合併を促進し、業界の再編が続いていくことが予測されます。

 

就活生からはとても人気がある業界なのですが、将来性については正直何とも言いかねる状況です。

 

金融業界(銀行)は、収益性が著しく低下しています。マイナス金利政策の導入や海外事業の苦戦などが主の原因です。

 

これは、日本銀行が導入したマイナス金利政策の影響がとても大きいと言われており、メガバンク、地銀、第二地銀ともに利益率が大きく減少しています。

 

今後も、銀行業界は収益性が悪化し、業界内で合併等の再編が続くことが予想されます。

 

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

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『就プラ』は、就活カフェのようなイメージで活用することが出来ます。Wi-fiや電源(コンセント)の利用は可能ですので、ご自身のPCやスマーフォンの充電もなども可能です。

 

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当ページは、有価証券報告書、会社四季報EDINET厚生労働省の統計情報白書、などによって開示されたデータを引用し、ランキングしています。情報の正確さについては、万全を期しておりますが、情報の全てに関して保証するものではありません。最終的な確認は各自でお願い致します。