商社業界(総合・専門)とは?売上規模/平均年収ランキング一覧|就活中の大学生に人気のある就職先企業

 

商社業界(総合・専門)に興味があるものの、商社業界(総合・専門)の事は正直詳しく理解していない人。

 

どのような企業があり、その中での職種や仕事内容などを実は知らない方。

 

売上高が高い会社はどんな感じなの?平均年収は高いの低いの?

 

等など、商社業界(総合・専門)の就職や転職活動に役立つ情報をご紹介します。

 

就活生から人気がある商社業界(総合・専門)で内定を得たい人は必見です。

目次

 

【1】商社業界(総合・専門)とは?商社の種類・違い

 

【2】総合商社とは?その特徴やビジネスモデルは?

 

【3】専門商社とは?その特徴やビジネスモデルは?

 

【4】商社業界(総合・専門) 売上規模/平均年収ランキング一覧

 

【4】近年の商社業界(総合・専門)の動向や特徴と就職活動について

 

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

以下、3万人以上の就職・転職支援をしてきた就活支援フリースペース『就プラ』が、四季報や有価証券報告書、就活生や企業の人事採用責任者などから入手した情報をもとに徹底解説します!(新卒向けの情報が多いですが、20代の転職者の方に必要な情報も盛り込ませて頂いております)

【1】商社業界とは?商社の種類・違い

 

商社とは、輸出入貿易や日本国内での物資の販売を業務の中心として執り行う、商業を営む産業を指します。

 

企業同士の買いたい・仕入れたいというような需要と、売りたい・販売・提供したいというような供給をマッチングさせる仲介役のようなイメージです。

 

商社と聞くと、トレーディングを行っている印象が強いかも知れませんが、最近は事業投資にも力を入れています。

 

事業投資とは、言葉の通り投資をして利益を得るビジネスモデルです。

 

従来のトレーディングだけでは、利益率が低下していることもあり、メーカー機能や流通機能、アフターサービスまでをトータルで支援する『バリューチェーンの構築』などの事業投資などにも注力し出しています。

 

商社は従来の貿易・卸売業だけでなく、事業投資にも注力しています。

【2】総合商社とは?その特徴やビジネスモデルは?

総合商社とは、特定の分野に限らず多角的に商品・商材を扱う大規模卸売業者を指しています。

 

総合商社が取り扱う商品は3万品目を超えるほど豊富だと言われており、非鉄・鉄鋼などの金属製品、化学・繊維、エネルギーといった資源から始まり、住生活資材、機械類や食品・医薬品、情報など、すべての商材を取り扱っています。

 

日本国内で総合商社と言われるのは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、双日、豊田通商、兼松となっています。

 

5大商社

5大商社と呼ぶときは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事を指します。

 

7大商社

5大商社と呼ぶときは、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事、双日、豊田通商を指します。

 

過去は10社程度、総合商社と呼ばれる企業があった時代もありましたが、業界内の合併や統廃合、事業領域の縮小等の動きがあり、現在の体制となりました。

 

【3】専門商社とは?その特徴やビジネスモデルは?

専門商社とは、特定の商品・商材を重点的に取扱っている卸売業者を指しています。

 

専門商社は、大きく3分類することができ、『メーカー系』、『独立系』、『総合商社系』となります。

 

メーカー系

メーカーのグループ会社が、同グループ内を中心として支援する専門商社。代表例としては、日産トレーディング、JFE商事、花王カスタマーマーケティングなどがあげられます。

 

独立系

総合商社等に属さない独立系の専門商社を指します。阪和興業、豊島、岩谷産業、岡谷鋼機などがあげられます。

 

総合商社系

総合商社のグループ内で、特定の分野に特化をして事業を行う専門商社。代表例としては、メタルワン、三菱食品、伊藤忠丸紅鉄鋼などがあげられます。

 

専門商社にも色々な属性があるのです。今後ももっと連携・再編が進んでいくはずです。

【3】商社業界(総合・専門) 売上規模/平均年収ランキング一覧

就職・転職活動中の大学生、大学院生、短大生、専門学校生から人気があり、売上規模の高い会社をランキング形式で一覧としています。

 

売上高や平均年収の開示情報がある上場企業のみに限定させて頂きます。

 

業界・業種研究や職種研究にご活用ください。

 

就職希望者から人気があり、企業規模の大きな会社のランキング一覧です!売上高や平均年収の開示がある上場企業のみに限定しています。

売上高を基準とした商社業界(総合・専門)のランキング(2020.7月調べ)

順位 企業名 売上高

平均年収

1 三菱商事 14.7兆円 1630万円
伊藤忠商事 10.9兆円 1565万円
3 三井物産 6.8兆円 1392万円
4 丸紅 6.8兆円 1451万円
5 豊田通商 6.6兆円 1100万円
6 住友商事 5.2兆円 1436万円

7

メディパルホールディングス 3.2兆円 792万円
8 アルフレッサホールディングス 2.6兆円 766万円
9 三菱食品 2.6兆円 662万円
10 日鉄物産 2.4兆円 827万円
11 スズケン 2.2兆円 641万円
12 阪和興業 1.9兆円 827万円
13 双日 1.7兆円 1090万円
14 東邦ホールディングス 1.2兆円 620万円
15 加藤産業 1.0兆円 646万円
16 PALTAC 1.0兆円 637万円
17 ダイワボウホールディングス 9,440億円 730万円
18 神鋼商事 9,360億円 699万円
19 伊藤忠エネクス 8,974億円 914万円
20 岡谷鋼機 8,756億円 853万円

参考:Ullet

 

平均年収を見る際の注意点としてホールディングスと書かれているところには注意してください。事業会社よりも金額が高いことが多いです。

ホールディングス(持株会社)の意味が分からない人はこちら ※ウィキペディア(Wikipedia)にリンクします

【4】近年の商社業界(総合・専門)の動向や特徴と就職活動について

【総合商社】

業界規模 53.7兆円
伸び率 +14.9%
平均年収 1315万円

 

【専門商社】

業界規模 46.5兆円
伸び率 +2.0%
平均年収 621万円

 

商社業界(総合・専門)の動向や特徴としては、世界の情勢や景気、国家間の関係性などに影響を受けやすい業態であるところです。特に総合商社は、浮き沈みが大きい印象です。

 

2018年度の決算等では、5大総合商社のうち4社が過去最高益を記録しています。

 

また、トレーディングだけでなく、事業投資も積極的であり、買収や合併などを含む、事業構造の変化が今後も起こっていくものと思われます。

 

専門商社も、総合商社と同じく景気の影響を受けやすく、自社の注力商材・商品が高騰したり、供給量が減ったりすると業績に大きな影響が出ます。例えば、原油価格が高騰すれば、その関連ジャンルで商いをしている専門商社は大きく業績が下がります。

 

現状は、専門商社業界全体としては微増という状況です。

 

景気や世界情勢に影響を受けるところはあるようです。近年は、総合商社・専門商社ともに成長はしています!

【5】業界研究や企業選びが思うように進まない方へ。就職相談が可能な場所

 

就プラは過去3万人以上が利用しており、利用者ん内定率は98%以上です。現役の人事採用担当者がアドバイザーとして実践的なサポートを提供しています。

 

『就プラ』は、就活カフェのようなイメージで活用することが出来ます。Wi-fiや電源(コンセント)の利用は可能ですので、ご自身のPCやスマーフォンの充電もなども可能です。

 

志望業界がなかなか決まらないというような就職相談から、効果的な業界研究の仕方、大手企業をお招きしての業界研究や会社説明会等など様々なコンテンツを準備しています。


また、就活対策セミナーや企業参画型のイベント時には、同じ目的を持った他大学の学生との情報交換や企業の人事担当者と交流の機会を得ることも可能です。

 

お一人でも、初めての方でも、多数ご利用頂いていますから、気軽にお問い合わせください。就プラを利用して、新卒として社会に出るための準備をしていきましょう。

 

当ページは、有価証券報告書、会社四季報EDINET厚生労働省の統計情報白書、などによって開示されたデータを引用し、ランキングしています。情報の正確さについては、万全を期しておりますが、情報の全てに関して保証するものではありません。最終的な確認は各自でお願い致します。