SPI・玉手箱・CAB・SCOAなど新卒就活の主要適性検査(Webテスト)の種類は?

★新卒枠での採用活動で適性検査の対策をしたい人必見です!

SPI・玉手箱・CAB・SCOAなど新卒就活の主要適性検査(Webテスト)の種類は何があるのでしょうか?

適性検査の種類は、実は20種類以上に及ぶのです。

就活を目前にして、適性検査や筆記試験の対策を考えているものの、何から手を付けたら良いのかわからない人もいらっしゃるかも知れませんね!?

企業側の採用担当者がテストを実施する理由や目的は何?試験の対策方法やおすすめの参考書などもあわせて解説します。


記事の後半では、就活生におすすめしたい参考書や対策本も厳選してご紹介します。

目次

 

【1】良く利用される適性検査(性格)。企業側の実施目的や理由

 

【2】新卒採用でよく出題される適性検査の種類は25種類以上

 

【3】適性テストによって出題範囲が異なるが言語・非言語がベース

 

【4】SPI3は大きく4種類のテストが存在

 

【5】3万以上を支援した就活のプロがおすすめする適性検査の対策本・参考書

 

【6】業界・企業研究、キャリアプラン検討

 

【7】筆記・適性試験対策(SPI3、玉手箱、CAB、GAB、SCOA)

 

【8】面接対策(ロジカル面接術2023)

 

【9】現役東大生が書いた 地頭を鍛える(フェルミ推定対策)

 

【1】良く利用される適性検査(性格)。企業側の実施目的や理由

 

まずはじめに、企業側の適性検査の実施目的や理由について解説致します。

適性検査は、企業や部署の風土・募集職種などに適した素質を持っているのかを測定する検査です。

 

適性検査の項目は大きくわけると2つあります。

 

一つ目は、『性格・適性』などの人間性や考え方の特徴を把握する性格検査。

二つ目は、『学力・能力』など基本的な能力や思考力を測定する基礎能力・学力検査です。

 

また、適性検査の種類は、実は25種類位あります。

 

その中でも利用率が高いテストは『SPI3』。こちらは、皆さんも聞いたことがあるかもしれませんね!?

 

適性検査を実施している企業の約半数程度が利用していると言われるもっともメジャーな試験です。

 

次は、就活で実施頻度が高い適性検査には、どのようなものがあるか一緒に見ていきましょう!

 

【2】新卒採用でよく出題される適性検査の種類は25種類以上

 

新卒(中途)採用で利用されることが多い適性検査はどの様なものがあるのかを一緒に見ていきましょう。

 

メジャーなものからニッチなものまで含めると実は25種類以上のテストがあります。

 

 

適性テストの種類

SPI3

玉手箱

GAB

CAB

TG-WEB

TAL

SCOA(スコア)

CUBIC(キュービック)

TAP(タップ)

CPAG

OPQ

OAB

DPI

pymetrics

適性検査eF-1G

アドバンテッジインサイト

HCi-ab

NMAT

JMAT

内田クレペリン精神検査

mitsucari適性検査

GROW360

3E-i知的能力テスト

BRIDGE(ブリッジ)

Compass(コンパス)

 

良く利用されているテストは、SPI、玉手箱、CAB、TG-WEB、CUBIC、SCOA、TAL(性格検査)です!

【3】適性テストによって出題範囲が異なるが言語・非言語がベース

 

出題内容については、試験の種類により異なるものの、言語(国語)、非言語(数学)がベースとなっています。

 

例えば、一番出題頻度が高いSPIは、言語・非言語が基本設定となりますが、英語をプラスαで実施することが可能なつくりになっています。

 

玉手箱は、言語、計数、英語(国・数・英)が標準的です。

 

SCOAは、言語、数理、論理、英語、常識で5科目(国・数・英・理・社)が基本設定です。

 

何だか、いっぱいあるな~めんどくさい…と思った方も多いでしょうね!?

 

先に説明した試験を含めた全ての適性検査を対策出来れば理想的ですが、時間には限りがありますし、現実的ではないでしょう…。

 

でも、安心してください。実は対策本には大手企業の実施試験をまとめてくれているものがあるのです。

 

大手人気企業が過去に何の試験を実施していたかは、対策本を確認すると結構載っています。記事の後半で紹介していますので参考にしてください!

【4】SPI3は大きく4種類のテストが存在

 

次は、もっとも導入率が高いSPIについて解説していきます。

ネットを検索しているとSPI、SPI2、SPI3など色々書かれていて迷うかもしれませんが、これはversionなので気にしないでください。現在、最新のものはSPI3です!

 

SPIといっても、種類が以下の4つにわかれており、問題の出題傾向や実施方法に違いがあります。

 

 

SPIの種類

(1)Webテスティング

(2)テストセンター

(3)インハウスCBT

(4)ペーパー試験(マークシート方式)

  

それぞれのテストの違いを簡単に解説します。

 

(1)Webテスティング


SPIの中でも難易度が高いと言われています。

自宅や学校などインターネット環境とパソコンを通じて、受験する方式です。

 

決められた期間内であれば、自分の好きなときに受験することが出来ます。

 

また、電卓の利用が認められており、一問ごとに制限時間が決まっています。回答は選択肢ではなく入力するタイプですから、勘に頼ることはできません。

 

なお、スマホでの受験は出来ませんのでご注意ください。

   

(2)テストセンター

 

テストセンターは、テストの運営会社が準備した会場に行き、備え付けのパソコンを使って受験する方式です。

就活生の皆さんが、自宅のパソコンなどから予約を行い、事前に性格検査を受験した上で、会場に出向き基礎能力検査を受験します。

 

基礎能力検査は、当日の出来栄えに応じて、出題内容や出題数、難易度が変化します。正答率や受験スピードなどに合わせて問題が変わり、受験生ごとに違うテストを実施している形になります。

 

なお、一度受験した結果を他の企業に提出することが出来ることも特徴の一つです。点数が悪いと思ったら受験しなおすことも出来ますが、既存のスコアは無くなります。

 

(3)インハウスCBT

 

 

インハウスCBTとペーパー試験方式は、応募先のオフィスなどに出向き、実施します。

 

パソコンなどは受験先の企業のものを利用して実施します。

 

(4)ペーパー試験

 

 

ペーパー試験は、問題が印刷された冊子で受験します。

企業のオフィスや説明会会場などで実施をされることが大半で、マークシート方式です。

  

SPIでも実は出題の内容が異なります…。出題率が高いテストですからしっかり対策しておきたいですね!

【5】3万以上を支援した就活のプロがおすすめする適性検査の対策本・参考書

 

ここから先は、適性検査の対策をしたいと考えている方に向けて、参考書をご紹介していきます。

 

多くの人が就活準備のために活用する就活対策本。いざ購入をしようとしても、色々あり過ぎてどれを選べばよいのかわかりませんよね。

 

以下、複数の企業で新卒採用の責任者を担い、3万人以上の就職活動生の就職支援を手掛けた『就プラ』おすすめの就活対策本の特徴や評判を就活のプロ視点で厳選し、対策毎にご紹介します。(ランキングやレビュー、口コミサイト等も参考にしています)

 

経験豊富なプロのアドバイザーからのアドバイスやサポートをフル活用して、就職活動を効率的に進めたい方は有効にご活用ください。

 

【6】業界・企業研究、キャリアプラン検討

就職活動において、業界・企業研究は必須です。

 

以下は、業界研究や企業分析、自己分析・キャリアプラン検討の際におすすめの就活対策本です。

 

■就職四季報2022年 インターンシップ版

おすすめ度(評価)★★★★★

売上No.1の業界研究本『就職四季報』シリーズ。就活デビューの際に参考にしたい一冊です。

 

就活を控えた大学3年生が、インターンシップに向けて、企業研究・業界研究をスタートする際にとても役に立ちます。

 

就活生の必携本である『業界地図』や、先輩イチオシの就活バイブル『就職四季報』の使い方・活用術なども盛り込まれています。

 

本書を読むことで自然に企業や業界を見る眼を育て、企業・業界研究を進めることができます。

 

※会社から掲載料をもらわずに制作する中立・客観的な就活業界研究本です!

 


■就職四季報 2022年版

おすすめ度(評価)★★★★★

企業の採用担当者、人事部等も目を通している人も多い就職四季報。

 

様々な本やネット上を探しても絶対に載っていない非常に重要な情報が企業別で記載されています。

 

会社から掲載料をもらわずに制作する中立・客観的な就活会社研究本ですので、会社が出したがらない「離職率」や「有休消化状況」などのデータも掲載されています。

 

就プラとしては、『ES通過率/応募倍率』が非常に役に立つと考えており、就活生へアドバイスをする際にも活用しています!

 

労働条件のよくない、いわゆる「ブラック企業」を見極めるときにも役に立つ便利な一冊です。

 


■日経業界地図

おすすめ度(評価)★★★★★

日経業界地図は、業界に精通した日経新聞記者が総力を挙げて執筆した業界研究対策本です。

 

業界の基礎知識や今後の見通し、各社の詳細データがビジュアルにわかります。

 

掲載業界は、自動車・機械・造船・電機・精密・通信・エネルギー・金融など全てのジャンルをモーラしています。

 

就活初心者が業界研究をする際におすすめの一冊です。

 


■絶対内定2022 自己分析とキャリアデザインの描き方

おすすめ度(評価)★★★★

累計150万部超、ベストセラー&ロングセラーの『絶対内定』シリーズ。自己分析、今後の人生、キャリアプランを考えるときには一見の価値あり?! 本質的な事が書かれており、今後の人生を考えるきっかけになると思います。

 

評価できる点は、ワークシートが豊富なこと。94のワークシートは自己分析を実施するときには役立つはず。自己分析を様々な角度から幾度となく繰り返すので、いつの間にか自分自身がどのような人間かに、気づき、それが記憶に刷り込まれると思います。

 

マイナス点としては、著者の考えが延々と語られていることと、かなり飛びぬけたレベルの学生さんを例に出し、「キミもできるぞ~」と、読み手を奮起させるアプローチなので、好き嫌いがはっきり別れる本であると思います。管理人個人としては、共感する部分が多い一冊です。

 


【7】筆記・適性試験対策(SPI3、玉手箱、CAB、GAB、SCOA)

SPIや玉手箱をはじめとした筆記試験、Web試験対策の就活本は多数存在します。

 

最近の傾向としては、ペーパーテストより、WEB上で採用試験を実施するところが増えてきています。

 

定番のSPIテストセンター(開発もとのリクルート社のHPへ)や、IT系の職種等で活用される傾向が強いCAB(開発もとの日本エス・エイチ・エル社のHPへ)。

コンサルや金融など難易度の高い企業で実施をされる傾向の強いGAB

また、玉手箱も比較的側の採用活動には導入率が高いため対策しておおきたいところです。

その他、適性テストCUBIC(適性のみなので対策の必要性は低い)など、複数存在します。

 

以下、就プラおすすめの対策本をご紹介します。

 

就プラとしては、「これが本当の~」シリーズで詳しい解説を見ながら、基礎を学び、その後、「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」で反復練習をすることをおすすめしています。

①これが本当のSPI3だ!2023年度版

おすすめ度(評価)★★★★★

問題の再現度・情報の精度・説明の分かりやすさは抜群で、就活生からも人気があります。実際にSPIを受検した就活生の方からの報告をもとに問題を作っているため、なんといっても再現性の精度が高い。

 

特に、非言語(数学)が苦手な人にはおススメの一冊です!

マイナスポイントは、テストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティングの主要3方式を幅広く解説しているため、問題数がやや少ない点。反復練習をするためには問題数が多い対策本をもう一冊購入したほうが良いでしょう。

 


②これが本当のテストセンターだ!2023年度版

おすすめ度(評価)★★★★★

企業の新卒採用活動で最も多く活用されている採用テストSPI。

 

そのSPIの中でも、テストセンターを新卒採用で実施する企業が多く、受検者数の割合はペーパーテストのSPIを超えています。(テストセンターは、リクルートキャリアが運営しており、全国主要都市に設置されています)

 

テストセンターは、ペーパーテストとは出題範囲や出題内容が異なります。限られた時間で効果を上げるためには、テストセンターの出題範囲に絞り込んだ適切な対策を取ることが大切で、その対策には最適な一冊です。

 

③2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

おすすめ度(評価)★★★★★

基礎を学ぶための一冊というよりも、実戦向きの問題集。SPIとテストセンターの問題を徹底的に調査し、頻出問題を中心に掲載しています。

 

最速の問題解釈、1秒も無駄にしないメモの取り方や計算方法など、素早く確実に解ける解法も紹介されています。

 

他の本と比べると難しい問題が多いが問題数は豊富なため、反復練習用に使う一冊としてはお勧めです。非言語に自信がない人は、「これが本当のSPI3だ!」などで対策した上で、挑戦していきましょう!

 


④【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2023年度版】

おすすめ度(評価)★★★★

玉手箱は、言語(国語に相当)、計数(数学に相当)、英語、性格テストで構成されており、自宅のパソコンで受ける「自宅受検型」のWebテストとしてトップシェアを誇っています。

 

大手・人気企業で多く使われており、SPIとは出題範囲、傾向が異なるためSPIとは別に対策が必要です。

 

SPI同様にノートの会の対策本がおススメです! 

 


⑤この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている 最新版

おすすめ度(評価)★★★★

人気企業1300社が使用している採用テストの情報が掲載された一冊。

 

前年度の使用実績を掲載したものであるものの、大抵の企業は同一のテストを継続して使用しているためかなり参考になりますよ。(蓄積されたデーターをもとにスクリーニングをしたり、配属を決定したほうが企業側も失敗がないため)

 

志望企業でどのテストが出るのかを確認し、必要な就活対策本で学習していきましょう。

 

【8】面接対策(ロジカル面接術2023)

おすすめ度(評価)★★★★

「いかに論理的に自分を企業に売り込むか」をシンプルに解説している就活本。

 

2部構成になっており、前半はロジカルに伝えるための伝え方、後半は、面接時に話す内容の深堀り方が書かれています。

 

「模範回答例」は少なめなので、それを知りたい人は別の就活対策本をもう一冊購入しましょう。

 


【9】現役東大生が書いた 地頭を鍛える(フェルミ推定対策)

おすすめ度(評価)★★★★

外資系企業の面接では「日本には電柱は何件ある?」といったフェルミ推定を問う質問が良く出題されます。

 

フェルミ推定は、取っつきにくい難問を、因数分解することで解決の糸口を探っていくものですが、その解答法をパターン化してわかりやすく解説しています。

 

問題数もまずまずで、この本に掲載されているパターンさえマスターしておけば、試験で出題される問題にも太刀打ちできると思いますよ。