障害者雇用の新卒枠の就職活動がうまくいかない、仕事が見つからないときどうする?

★障害者雇用の新卒枠の就職活動がうまくいかない、仕事が見つからないときどうするの?

「いざ、就活をはじめて見ると思っているほど甘くなかった…。やっぱり大手企業は難しい?」

「学歴不問と書かれているけれども書類選考がなかなか通らない…。高学歴の人ばかりを採用する学歴フィルターのようなものはあるの?」

障害学生で就活が思うように進まない人や自分自身に合っている仕事、向いている仕事がわからなくて困っている人などはぜひご覧ください。

身体障害や発達障害、精神障害などをお持ちの大学・大学院・短大・専門学校生で、障がい者雇用の新卒採用枠として、自らの障害の特徴を理解して頂ける就職先を検討している方はぜひご覧ください!

就活を成功させ、良好な人間関係の職場で働きたい方、自らの特徴を活かしてして働ける求人を希望する方はぜひご覧ください。

目次

 

【1】障がい者雇用枠の正社員の割合はあまり高くない…。採用も甘くない?

 

【2】新卒枠の就職活動がうまくいかない、仕事が見つからないときどうする?

 

【3】障害者雇用では学歴フィルターはあるの?低学歴より高学歴が有利?

 

【4】就活中の障がい者におすすめの専門ナビサイトやエージェントの特徴

 

【5】障がい者の就職後の定着率は1年で60%程度の現状

 

【6】障がい者が職場を辞めた理由は?

 

【7】障害をお持ちの方が就活で企業探しをする際のコツ・ポイント

 

【8】障がい者の就活は、就職支援エージェント(ナビサイト)の複数登録が一般的

 

【9】新卒枠の障害者雇用に強い就職支援エージェントランキング・比較

 

以下、3万人以上の就職支援をしてきた『就プラ』おススメのエージェントの特徴、就活生からの人気度や評判をご紹介します。(ランキングサイトや口コミサイト等も参考にしています)

【1】障がい者雇用枠の正社員の割合はあまり高くない…。採用も甘くない?

 

まずは、障がい者雇用枠の就労人数や正社員比率等のデータをご紹介致します。

 

厚生労働省の調査によると、従業員規模5人以上の事業所に雇用されている障害者数は82万1,000人となっています。

調査は、常用労働者5人以上を雇用する民営事業所のうち、無作為に抽出した約9,200事業所が対象。回収数は6,181事業所(回収率67.2%)のようです。

 

障害別の内訳は以下の通りです。

 

障害の種類 雇用されている人数 正社員の割合
身体障害者 42万3,000人 52.5%
知的障害者 18万9,000人 19.8%
精神障害者 20万人 25.5%
発達障害者 3万9,000人 22.7%

【出典】厚生労働省:平成30年度障害者雇用実態調査

 

正社員雇用の実態としては、約40%弱となり、10人に4人程度が正社員という少し厳しい状況です。

【2】新卒枠の就職活動がうまくいかない、仕事が見つからないときどうする?

 

就職活動を進めていく中で、就活に苦戦して今後どうしていこうか悩んでいる方もいらっしゃるかも知れません。

 

先ほどご説明した通り、新卒・中途に関わらず障害者雇用枠で正社員登用されている方は4割弱となっているため、簡単に内定が得られるとは限りません。

 

新卒枠の就職活動がうまくいかないとき、仕事が見つからないときはどうすれば良いのでしょうか?

 

その際は、一人で就活を進めないで、学校のキャリアセンター(就職課)やハローワークなどに相談に行ってみることも良いかも知れません。

 

しかし、障害者雇用枠の支援経験が少ない人やあまりマーケットを理解していない相談員やアドバイザーが担当になる可能性もゼロではないため、当記事としては障害者の就職支援を専門に行う就活エージェント(人材紹介会社)の利用をおススメします。

 

障害者採用の支援に強い就活エージェントを利用すると内定率がアップするかも知れません。

【3】障害者雇用では学歴フィルターはあるの?低学歴より高学歴が有利?

 

障害者雇用枠で就活を進める中で、学歴に自信が無くて、内定がもらえるのか不安に思っている人もいらっしゃるかも知れません。

 

求人票の要件に大卒以上や学歴不問などと書かれているかと思いますが、最終学歴の指定がある場合は、最低限のフィルターがかかっているとも言えますが、上位校、下位中堅校などは正直あまり関係ないところが多いです。

 

もちろん、上場企業など大手人気企業にはそれなりに応募者が集まるため、旧帝大や早慶上智、GMARCH、関関同立、地方国立・公立等の層が結果的に採用実績校になっていることなどもゼロではないかもしれません。

 

しかし、障害者雇用枠の場合は学歴よりも遅刻や休みなどが少なく安定して長年勤務して頂ける可能性が高いことや会社側が配慮がしやすい(雇用実績がある)障害の種類などを重視する傾向が強いです。

 

でも、SPIなどの筆記試験は性格・適職診断もかねて受験することはあるかも知れませんので、対策はしっかりしてきたいですね。

 

障害者雇用枠の就活では学歴よりも、安定して働ける稼かどうかのほうが重視されています。

【4】就活中の障がい者におすすめの専門ナビサイトやエージェントの特徴

 

障がい者専門の就職支援ナビサイトの特徴として、共通しているサービスがあります。

 

それは、専門のアドバイザーが就職活動の最初から最後までフルサポートしてくれるというものです。

 

「就職支援エージェント」等の言われるサービスです。

 

利用料はもちろん無料ですのでご安心ください!

 

障がい者専門の就職支援サービスは、求職者の希望条件にマッチした求人を紹介して、勤務条件などを就職エージェントのスタッフが企業と代わりに交渉してくれます。

 

障がい者専門の就職支援サービスを利用して就活を成功されてた方の中でも、以下のような利用者からのコメントが多数見受けられました。 

 

障害者の採用実績があり、より良い条件と環境の良い職場を紹介してくれた(躯体障害者)

自らの障害の特徴をしっかりと把握し、企業側の受入れ体制を確認してくれた。(聴覚障害者)

 

障がい者専門のエージェントを活用することで、効率的に就職活動を進めてください!

 

【5】障がい者の就職後の定着率は1年で60%程度の現状

障害者職業総合センターの発表では、障害をお持ちの方の就職後の職場定着率は約60%程度の模様です。

 

こちらは障害の種類により、大きく結果に差が出ており、発達と知的障害の方は約70%、身体障害の方は約60%、精神障害をお持ちの方は50%を下回る結果になっている模様です。

出典:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター発表「障害者の就業状況等に関する調査研究

 

【6】障がい者が職場を辞めた理由は?

厚生労働省の調査の中では、障がい者が職場を退職する理由の大きな、「職場の雰囲気・人間関係」「体力的な部分・症状の悪化」のようです。

出典:「平成25年度障害者雇用実態調査」(厚生労働省)

 

障害をお持ちの方が会社・職場を辞める理由は、職場や労働時間、障害特徴の不一致などが多いようです。エージェントを活用して、職場の環境をしっかりと確認するようにしたほうが、失敗が少なそうですね。

 

障がい者雇用枠の就職は自分自身の特性にマッチした職場に勤めることが出来るかが成功のカギです!

【7】障害をお持ちの方が就活で企業探しをする際のコツ・ポイント

 

自らの特徴にあった長く働ける環境を選びましょう!

障害をお持ちの方が就職活動をされる際に最重要視したいことは『入社後に長く働ける環境』と出会うことです!

 

正直なところ、お給料などの条件面が高いところなどよりも、より良好な人間関係を築ける職場を探すこと、自らの障害の特性をきちんと理解してくれ、一定の配慮の中で安心して働ける環境と出会うことを第一に考えることをおすすめします。

 

エージェントは、就職相談などのアドバイスから、求人紹介、面接のセッティングなど、就職活動に必要なサポートを全面的にしてくれる嬉しいサービスです。

 

障がい者専門のナビサイト・エージェントは、そんな皆さんの代わりになって就職活動を全面的に支援してくれる心強い存在です。

【8】障がい者の就活は、就職支援エージェント(ナビサイト)の複数登録が一般的

 

障がい者の就職活動は、障害の特徴(得意なこと苦手なことなど)のヒアリングや企業側の労働環境の調査など確認すべき点が数多くあります。

 

障がい者向けの求人そのものは、多くの就活サービスや就職支援エージェントが扱っていますが、障害をお持ちの方のことをきちんと理解し、適切なアドバイスを行えるのは、やはり障がい者の就職支援を専門にあつかうエージェントです。

 

障がい者採用の現状を熟知していますので、細かな部分までアドバイスをしてくれ、就活成功へ導いてくれます。

 

最近はオンライン面談や電話面談可能なところも増えていますので、気軽に相談できますよ!

【9】新卒枠の障害者雇用に強い就職支援エージェントランキング・比較

障害者向けの求人が4000以上と国内最大級 障害者雇用バンク(旧エラビバ)
業界大手マイナビグループの障害者支援サービス マイナビパートナーズ紹介
人材大手パーソルグループによる障がい者向けサービス dodaチャレンジ

障がい者の支援実績豊富。アスリートやハイクラスなどにも強み。

アットジーピー
就労移行支援最大手が手掛ける転職支援サービス LITALICO仕事ナビ
障がい者専門の福祉施設の運営会社による支援サービス ラルゴ高田馬場
障害者向けの求人検索サイト クローバーナビ
首都圏の安定企業の求人が多数。支援も充実 リコモス
障がい者の就職支援実績28年の業界内の老舗的な存在 ウェブ・サーナ
人材大手リクルートグループによる障がい者向けサービス アビリティスタッフィング

■障害者雇用バンク(旧エラビバ)

おすすめ度(評価):★★★★★

 

障害者雇用バンク(旧エラビバ)』は業界最大級の障害者向けの求人情報サイトです。

 

多数の大手企業の障害者採用求人に加えて、ハローワークで募集をしている障害者求人情報も掲載されていることがサイトの特徴です。

加えて、キャリアカウンセラーのWeb面談によるリモート就職サポートも付いています。

 

障害者を積極採用している企業の非公開求人を紹介してもらえるだけでなく、面接対策、履歴書添削、就職後のフォローなどを在宅(リモート)のままスマートフォンだけで行って頂けます!

 

障がい者求人で4,500以上と業界最大級です。利用しておいて損はないでしょう!

エリア

一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)、大阪で勤務希望の方

対象年齢 20~45歳
得意業種 全業種
求人数 約4,500件以上

■マイナビパートナーズ紹介

おすすめ度(評価):★★★★★

 

マイナビパートナーズ紹介』は、障害者雇用枠で就労を希望する人に向けた就職支援会社です。

 

人材業界の大手企業であるマイナビグループの特例子会社として設立され、マイナビグループ内の事務代行サービスや障害者の就職・転職支援などを手掛けています。


マイナビグループは、人材業界の中でも幅広い領域でキャリア支援を手かげる会社だけあり、就職支援のノウハウが豊富です。

 

様々な業界の企業とも取引があり、大手企業から中堅・中小、ベンチャー企業まで幅広い企業と取引があります。

 

就職支援のコースは、1ヶ月程度の期間で就業を目指していく「スピードコース」と、2~3ヶ月程度の期間をかけてゆっくりと転職をする「じっくりコース」の2つが用意されているため、あなたのペースに合わせて支援を受けることが出来ます。

 

人材業界大手のマイナビグループの特例子会社です。就職・転職支援も手掛けています!

エリア 首都圏・関西圏中心
対象年齢 20代~60代
得意業種 全業種
求人数 非公開

■dodaチャレンジ

おすすめ度(評価):★★★★★

 

dodaチャレンジ』は、大手人材企業のパーソルグループが手掛ける障害者のための就職支援サービスです。

 

一人ひとりに納得いただける就職の実現を目指し、障害(身体、精神、発達、知的)の特性に合わせた専門チームで支援をしています。

 

年収500万円以上のハイキャリア向け求人から、新卒や第二新卒など若手の方にむけた求人まで幅広く取り扱っています。

 

利用者の満足度も95%以上となっていますので、安心して利用できる一社でしょう。


あなたの障害の種類・特徴やご希望の就業条件に合わせて、専門のカウンセラーと相談の上で、あなたにベストの働き方を探していくことが出来ます。

 

業界大手のパーソルグループによる障がい者支援サービスです。

エリア 全国(主に東京・大阪・名古屋付近)
対象年齢 20代~50代
得意業種 全業種
求人数 約450件程度

■アットジーピー(at GP)

おすすめ度(評価):★★★★★

 

アットジーピー(atGP)』は、株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障害者向けの総合就職・転職サービスです。

 

求人情報サービスや転職エージェントサービス、就労移行支援事業、就労定着支援事業等を幅広く手掛けており、障がいをお持ちの方の支援実績は豊富です。

 

豊富な求人数の中から、障害(身体、精神、発達、知的)などそれぞれの適性に合わせた適切な職場を探すことが出来るはずです。


利用者の満足度92%以上、就職後の定着率91%となっていますので、安心して利用できる一社でしょう。


あなたの障害の種類・特徴やご希望の就業条件に合わせて、専門のカウンセラーと相談の上で、あなたにベストの働き方を探していくことが出来ます。

 

ひとりで就職・転職活動をすることが不安な方はぜひ利用をしてみてください。

 

障がい者の支援実績としては国内最大級です。

エリア 全国(主に東京・大阪・名古屋付近)
対象年齢 20代~50代
得意業種 全業種
求人数 約800件程度

■LITALICO仕事ナビ(リタリコ)

おすすめ度(評価):★★★★★ 

 

LITALICO仕事ナビ』は、障害をお持ちの方向けの就職・転職支援サイトです。

 

47都道府県、1万8件以上の就労支援事業所(就労移行支援、就労継続支援A型・B型)を効率的に検索することが可能です。

 

また、聴覚・視覚・上肢・下肢・内部などの障害をお持ち方で就職相談や非公開求人の推薦をご希望の方であれば、障害者雇用の実績が豊富で、働き方の配慮がある優良求人を多数ご紹介頂けます。

 

専属キャリアアドバイザーがマンツーマンで丁寧に転職をサポートして頂けますので、初めて転職活動をする20代の方などにもおすすめでしょう。

 

「そろそろ契約社員や正社員として働きたいけれど、一人では就職活動を成功出来る自信がない」、「今すぐには働くことは体力的にも心配なので就職に向けて人間関係や働くスキルを向上させたい」など就業に関する不安や悩みを持った障害者はぜひご利用ください。

 

大手人気企業や上場企業、特例子会社での採用や正社員求人も豊富です。

 

※障害をお持ちの方向けの支援サービスであるため、障碍者手帳の所持確認がメール・電話等であります。(サービスを有効活用するために必ずご対応ください)

 

自分自身に合った職場や特性に配慮した働き方をしっかり把握した上で活動したほうが失敗が少ないため、まずはアドバイザーさんとの面談をおススメします!

エリア 全国(転職支援は一都三県中心)
対象年齢 20代~40代
得意業種 全業種
求人数 1.8万件以上 ※就労支援所事業所数含む

■ラルゴ 高田馬場(障がい者専門運営会社だから安心)

おすすめ度(評価):★★★★☆

 

ラルゴ高田馬場』は、障がい者専門の福祉施設を運営で培ったノウハウから生まれる障がい者目線のエージェントサービスです。

 

障がい者の就職活動は、定着率があまり高くない状況がある中で、就労後1年間の定着率は94%となっています。

 

大手の障がい者支援会社と比較すると、求人数は少ないものの、一人ひとりの障害の特徴などと合致した求人をピンポイントに紹介して頂けます。

 

コロナウイルス感染症防止対策として、オンラインMTG面談が可能なところもおすすめの理由です。

 

障がい者福祉施設で培ったノウハウを活かしたエージェントです。

■クローバーナビ

おすすめ度(評価):★★★★☆

 

『クローバーナビ』は障害者の就職・転職に特化をした就職情報サイトです。

 

新卒枠の就活および中途採用枠にて求人募集をしている企業求人が簡単に検索できます。

 

既卒者も利用可能で、企業側の採用情報を確認する限りでは卒業後2~3年以内ならば応募可という表記が目立ちました。

 

2022年6月時点では、2023年卒向けの求人が大半でしたが、2024卒向けのものも無料の会員登録は受け付けているようです。(エントリー開始は2023年3月1日でしたので大手の就活サイトと同様です)

 

大学3年生をはじめとした全学年の障害学生を対象としたインターンシップの情報なども調べることができます。

 

中途採用枠の求人も掲載されていますが、求人情報を確認する限りでは主に新卒採用の障害者雇用枠の求人探しに向いているサイトです。

■リコモス

おすすめ度(評価):★★★☆☆

 

『リコモス』は首都圏に強い、障がい者支援エージェントです。

 

正社員・安定企業の求人を多数取り扱っています。

 

また、筆記テスト対策や履歴書の作成、面接対策等も丁寧に行ってくれますので初めての就職活動でも安心です。

 

利用企業のロゴがHPに多数掲載されていますが、スクエアエニックスやカゴメ、損保ジャパン、ソニーミュージック、リクルート、大林組など大手企業の求人も豊富そうです。

 

■ウェブ・サーナ(Websana)

おすすめ度(評価):★★★★☆

 

『ウェブ・サーナ(Websana)』は、障がい者の採用支援に特化をして28年の実績・経験を持つ、老舗的な存在です。

 

豊富な支援実績をもとに、障がい者の就職活動を全面的にバックアップしてくれます。

 

求職者の方に直接お会いし、どんな就職を実現したいかをじっくり話し合う時間を設けています。

 

同時に、その方の強みや適性を判断し、今まで考えていなかった業界や職種もご提案することで可能性を広げるよう心掛けています。

 

■アビリティスタッフィング

おすすめ度(評価):★★★★☆

 

アビリティスタッフィング』は、人材業界の最大手リクルートグループが運営する障がい者向け人材紹介サービス(就職支援エージェント)です。

 

「ひとりひとり」に合わせたサポートを実現するため、登録いただいた方全員と直接面談をしています。

 

充実したサポートで、お仕事のご紹介をはじめ、「ひとりひとりの」就業・継続を応援していただけます。

 

当ページでは、皆様に正しい情報をお伝えできるよう、公的機関など信頼性の高い情報源を可能な限り利用し、情報収集や確認をするようにしております。

【例】
厚生労働省:障害者雇用対策
厚生労働省:障害者福祉
厚生労働省:事業主の方へ

など