上場していないけど就職が難しい人気企業。非上場で就活・転職におすすめの優良企業一覧

★非上場でも実は優れた会社が沢山!意外と知らないホワイト企業は?

『上場企業のほうが会社の業績が安定していて、年収が高くて優良企業が多い気がする…。』

『単純にランキング上位のすごい企業って上場企業のほうが多い印象がありますよね⁉』

大学生や大学院生、短大生、専門学校生など就活生であれば、誰しもが上場企業を一度は目指そうとするかも知れません。

20代など第二新卒の方で、リベンジ転職をしたいという人も同様かもしれませんね。

しかし、人気企業ランキングなどにノミネートされる会社の選考は難易度が高く、選考で合格することは難しいところが多いです。

でも、実は会社の方針で上場はしていないけれども売り上げ規模や認知度等が高い会社も複数あるのです。当記事では、上場していないけど就職が難しい人気企業や、非上場でおすすめの優良企業一覧などをご紹介いたします。

新卒の就職活動や第二新卒・既卒・フリーターなどの20代の就活・転職希望者向が隠れた優良企業と出会うための、ハウツー記事です。

目次

 

【1】大手企業なのに上場しないのはなぜ?株式公開にはメリットもデメリットも

 

【2】上場(非上場)していないけど就職が難しい人気・優良企業一覧


【3】大卒でも就職できない人は卒業生の約7%。全体の7%が大卒ニートに


【4】そもそも就活・企業の採用活動には学歴フィルターは存在するのか?

 

【5】ランキング上位の企業への内定率も参考に

 

【6】業界別の偏差値・難易度ランキング(推定)

 

【7】入社が難しい超一流有名企業ランキング一覧(文系・理系)

 

【8】中小企業は何社位あるの?

 

【9】中小企業の定義や中堅企業とは何か

 

【10】大手企業の大卒求人倍率は0.42倍(2020卒)という厳しい結果

 

【11】転職者の求人倍率から見た20代転職の大手企業の求人倍率の推測

 

【12】優良中堅企業やベンチャーと出会う為には就職・転職ナビを断つ!

 

【13】結局、どのように優良やホワイトな中堅・中小・ベンチャーを探すのか?

 

【14】新卒就活生から評判が良い就職活動支援エージェントとは?

 

【15】第二新卒・既卒・20代から評判が良い転職エージェント 4選

 

【16】職種や業界別の就職支援エージェント ランキング一覧

 

【17】それでも就職・転職活動が決まらない、上手くいかない方へ

 

以下、3万人以上の就職支援を手掛けた『就プラ』が20代の就職・転職活動の現状や失敗をしない就職支援エージェントの選び方、転職希望者からの人気度、評判をご紹介します。(ランキングや口コミサイト等も参考にしています)

【1】大手企業なのに上場しないのはなぜ?株式公開にはメリットもデメリットも

 

上場企業だけが優良企業という訳ではありません。

上場におけるメリットが全ての企業にとってプラスになるものではないからです。

 

例えば、東京証券取引所の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ及びTOKYO PRO Market等に上場する際は、一定の審査基準があり、売上高や経常利益、純資産などある程度の水準が求められ、社内体制やコンプライアンスなどのチェックも必要になります。

【参考】日本取引所グループ:新規上場基本情報


そして、上場を維持するためには大きな費用が必要になることや、財務状況の報告等を定期的に報告する義務などがあったり、株主からの意見に左右されて自由な経営が出来なくなることなどのデメリットがあることも事実で、大企業だからといって必ず上場の選択をするのかというと最近は特にそうではなくなっているように思えます。

現状で認知度や資金力があり、自由に経営をしていきたいと考える企業であれば、非上場をそのまま貫くという選択をすることも決して珍しくはありません。

 

会社の戦略・方針として上場しないという選択をする優良企業も実は多数存在します。

【2】上場(非上場)していないけど就職が難しい人気・優良企業一覧

 

次は、認知度や人気度やとても高いけれども実は上場していない会社の一覧をご紹介します。

非上場だからといって難易度が低いわけではありませんので、その点はご注意ください。

企業名  
サントリーホールディングス株式会社 アルコール・飲料メーカー
YKK株式会社 非鉄金属メーカー
アイリスオーヤマ株式会社 生活用品メーカー
株式会社JTB 旅行代理店
朝日新聞社 新聞社
株式会社小学館 出版社
エースコック株式会社 即席麵・スープメーカー
月桂冠株式会社 清酒・リキュールメーカー
株式会社竹中工務店 ゼネコン
ヤンマーホールディングス株式会社

農業機械・産業エンジンメーカー

株式会社ロッテ 菓子・アイスクリームメーカー
株式会社シャトレーゼ 洋菓子・和菓子メーカー
森ビル株式会社 ディベロッパー
日本生命保険相互会社 生命保険
株式会社毎日放送 テレビ番組の制作
テレビ大阪株式会社 テレビ番組の制作
カルピス株式会社 飲料メーカー
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 ソフトウエア、クラウドサービスメーカー
住友電装株式会社 ワイヤーハーネスメーカー

 

他にも多数存在しますが、上記の企業等は皆さんも知らない人はほとんどいないでしょうね⁉

 

非上場企業ではありますが、就職・転職の倍率は高く、入社は難しい会社とされています。

 

上記のように株式公開企業ではなくでも、大手人気企業は存在するのです。

 

上場企業でなくても優良企業や人気企業は多数存在します。

【3】大卒でも就職できない人は卒業生の約7%。全体の7%が大卒ニートに

 

当記事をご覧いただいている方は、ホワイトな優良企業に入社したいという気持ちを持ちながらも、高倍率の人気企業には合格できるか少し自信がないという人も少なくないでしょうね⁉

実は、ミーハーのように大手企業ばかりを受験し続けた結果、就活に出遅れ、大卒で就職できずに、フリーター・ニート状態になる人も実は少なくありません。

大学を出たのに、『就職できない』なんて恥だとか、親不孝だとか考え、自分を追い込んでしまう人もいなくはないかも知れませんが、実際は約4万人の方がニート状態になっています。

 

例えば、文部科学省が行った「学校基本調査」によると、平成30年3月に大学を卒業した人は約56.5万人です。そこから就職した人は約43.6万人で、卒業者全体の77%ほどです。

 

一方で、就職も進学もしていない人数は約4万人です。これは全体の7%に当たります。

 

 

参考データ

〈直近5年間で非正規として就職した人の数〉
・平成26年…22,259名

・平成27年…21,132名

・平成28年…19,116名

・平成29年…18,348名

・平成30年…17,060名

 
このように就職をしない・できない人は、一定数存在しているのです。

でも、大卒ニート状態になっている理由はほとんどのケースで同様です。

就職できない理由

・大手志向で高倍率の企業ばかりを受験
・中小企業に対して誤った認識があり、選択肢にしていない
・特定の条件や職種だけに拘りすぎ
・面接練習やES添削など選考対策をしていない

 
言葉を選ばずストレートに表現すると身の丈に合った選択ができてない人が多いのです。

 

自分の実力値に見合っていない企業ばかりを受験している人が多いです。特に大手企業病のような人は失敗する人が目立ちます。

【4】そもそも就活・企業の採用活動には学歴フィルターは存在するのか?

 

キャリア支援側の立場でもあるため、絶対あると断言することは避けますが、大手人気企業などでは、一定の条件を設けているところは多いはずです。

 

就職ナビサイトの機能としても、特定の偏差値以上の学校層に対してメール配信をする仕組みや説明会画面の表示などがあるため、これを活用している企業がいることは事実でしょう。

 

また、エージェントと言われる人材紹介会社への求人でも〇〇クラス以上というような制限を設けて求人オーダーを出すことも多いです。

 

応募人数が何万人といるような人気企業では、何かの基準を設けて判断をすることも必要なため、その時の一つの指標で学歴や偏差値ランクを見ることはあると考えたほうが良いでしょう。

 

難易度の高い大学へ進学している人は、基礎学力や能力が高く、目標達成に向けたPDCAを高い水準でまわせる可能性が高いと考え、学歴を一つのジャッジポイントとしています。

 

学歴フィルターは無いと思いたいですが、実態としては一つの判断基準になっている企業も多いはずです!

【5】ランキング上位の企業への内定率も参考に

 

次は、学歴フィルターの有無というような曖昧な観点ではなく、大手人気企業へのの入社実績を学歴や大学名別にみていきましょう。

 

以下は、東洋経済オンラインのデータの抜粋です。大手企業400社への就職者数等が確認できます。大手有名企業に入社できた人の割合等のようなイメージです。

注意点としては、回答数が少なかった東京大学と、慶応義塾大学はランキングから除外されているようです。

ランキングのTOP10は、SS、Sクラスと言われるような国立・公立・私立大学が目立ちしますね。毎年の傾向ですが、やはり理系・専門大学は強いです!

10位以下は、比較的学生数が多い、関関同立、GMARCH、産近甲龍、日東駒専をピックアップしています。

 

GMARCH・関関同立と、日東駒専・産近甲龍では、数値に結構な開きがありますね。

 

大手への入社実績で見ても、10%以上の差がついていますね。学生数もそれなりに多いため、人数にするとかなりの差があります…。

 

東洋経済オンライン:「有名企業への就職に強い大学」ランキング200

 

東洋経済オンラインのデータでも就職の強さは違いがあります。また超大手と言われるようなところは、学歴関係なしになかなか厳しい戦いになりそうです!

順位 大学名 400社実就職率
1位 東京工業大学 54.4%
2位 一橋大学 52.4%
3位 国際教養大学 42.9%
4位 電気通信大学 39.5%
5位 名古屋工業大学 38.7%
6位 東京理科大学 38.0%
7位 九州工業大学 37.4%
8位 豊田工業大学 37.4%
9位 早稲田大学 34.7%
10位 大阪大学 34.3%
17位 同志社大学 30.7%
20位 青山学院大学 29.1%
22位 明治大学 28.4%
26位 関西学院大学 25.6%
32位 立教大学 23.8%
36位 立命館大学 22.6%
37位 中央大学 21.4%
38位 法政大学 21.1%
39位 学習院大学 21.0%
43位 関西大学 19.4%
98位 甲南大学 9.9%
99位 近畿大学 9.9%
111位 日本大学 9.2%
115位 京都産業大学 8.9%
120位 東洋大学 8.7%
127位 龍谷大学 8.3%
150位 専修大学 7.0%
151位 駒澤大学 7.0%

【6】業界別の偏差値・難易度ランキング(推定)

 

次は、受験する業界等の難易度も見ていきましょう!

 

就職・転職系の掲示板や口コミサイト、就職四季報、学生や人事担当者からの情報提供等をもとに、業界別の偏差値や難易度をランキングにしていました。

 

あくまで、様々な情報を元にして、推定したものに過ぎません。その業界中での、企業規模やその時の経済状況、文系・理系、職種などによっても異なりますので、ご注意ください。(何となくの目安程度にとらえてください)

 

難易度が企業は学生からも人気があるので、そんなに簡単には合格出来ないことも理解しておいた方が良いかも知れません…。

 

難易度ランキング 業界名

最高クラス:SS

鉄道

航空

海運

電力

ガス

エネルギー

インフラ

放送

総合商社

ディベロッパー

鉱業

シンクタンク

高い:S

コンサルティング

銀行

新聞

保険(生保・損保)

出版

広告

旅行

情報通信

インターネット

食品

化学

薬品

製薬

化粧品

生活用品

造船

自動車

輸送用機器

公社

官公庁

普通:A

証券

農林

水産

建設

インテリア

繊維

鉄鋼

金属

製紙機械

プラント

電子

電気機器

精密

医療機器

印刷

事務機器関連

スポーツ

玩具

専門商社

倉庫

物流

レジャー

人材

教育

百貨店

やや受かりやすい?:B

ソフトウエア

通信住宅

設備

不動産

クレジット

信販

リース

ホテル

信用金庫

うかりやすい?:B

フードサービス

医療

福祉

エステ

アミューズメント

フィットネス

スーパー

コンビニ

専門店

土木

家電量販店

携帯電話販売

 

学生の応募数が集まる企業は難しい傾向があることはご理解ください。

でも、認知度や企業名・職種だけで選択をするのではなく、各々の適性に合ったお仕事と難易度を踏まえて職業幅を広げていってください!

 

あくまで推定値です。その業界の中での企業規模や募集状況によっても異なります。

【7】入社が難しい超一流有名企業ランキング一覧(文系・理系)

業界(Sランク) 業界名
金融業界

日本銀行

国際協力銀行(JBIC)

野村證券(GM)

東京海上(SPEC)

日本政策投資銀行(DBJ)

みずほFG(GM/AM)

三菱東京UFJ(戦財/FT)

大和証券(GM)

三菱UFJモルガンスタンレー(IB)

SMBC日興証券(セルトレ・IB)

日本生命(AC)

野村アセットマネジメント

大和投資信託委託

第一生命(FE)

三菱UFJ国際投信

商社

三菱商事

三井物産

住友商事

伊藤忠商事

不動産

三井不動産

三菱地所

コンサル・シンクタンク

ドリームインキュベータ

経営共創基盤

野村総研

三菱総研

コーポレートディレクション

テレビ

日本テレビ

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

TBS

NHK 

広告

電通

博報堂

出版

三大出版社(講談社・小学館・集英社)

海運

日本郵船

商船三井

その他

トヨタ

JA共済

JICA

JR東海

日本取引所

経団連

日本財団

IBM(基礎研究) ※理系

Google(ソフトウエアエンジニア) ※理系

Intel ※理系

JAXA ※理系

 

上記のようなレベル感の会社での就職活動は、学歴に関係なく難しそうですね…。

 

文理などで合格者数が違う業界も少なくありません。

 

あくまで推定値です。景気状況や職種、出身学部などによっても異なります。

 

難易度ランクAの企業

読売テレビ、朝日放送テレビ、毎日放送、テレビ大阪、関西テレビ、朝日新聞、共同通信社、国際石油帝石(INPEX)、ジャフコ、日本製鉄、大和住銀投信投資顧問、日経新聞社、日本生命保険相互会社、日本経営システム、日本証券金融、日本M&Aセンター、任天堂、丸紅、三井住友アセットマネジメント、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、読売新聞、ENEOS、旭硝子、味の素、出光興産、サントリー、証券保管振替機構、信越化学工業、全日本不動産協会、全国銀行協会、日本損害保険協会、中部電力、東急不動産、東京ガス、NTTドコモ、日本証券業協会、日本相互証券、農林中金、ホンダ(本田技研工業)、三井住友トラストアセットマネジメント、三菱重工、JFEスチール、JFEエンジニアリング、 NTTデータ経営研究所、 小田急電鉄、キリン、京王電鉄、経済同友会、住友不動産、損害保険料率算出機構、東急電鉄、 東京海上日動、東京建物、東京電力、日産、日本総研、阪急電鉄、三菱化学、三菱UFJ信託、みずほ総研、JR東日本、JRA、商工中金、森ビル、ブリヂストン、ヤクルト、松竹、帝人、阪神高速、野村不動産 アサヒビール、川崎汽船、時事通信社、住友化学、大阪ガス、大和総研、中日新聞、 東京流通センター、 東燃ゼネラル石油、日清製粉、バンダイ、日立コンサルティング、富士フィルム、毎日新聞社、みずほ情報総研、JR西日本、花王、サッポロ、資生堂、首都高速、住友電工、双日、デンソー、東宝、豊田通商、日揮、日本郵便、JASRAC、JT、KDDI、R&I、NTTデータ、東レ、川崎重工、コマツ、森トラスト、キーエンス、キヤノン、ANA、三井住友信託、武田薬品、三菱倉庫、メタルワン、神戸製鋼、伊藤忠丸紅鉄鋼、旭化成、三井化学、IHI、産経新聞社、三菱マテリアル

 

上記のようなハイレベルの企業を受ける際は、実際に合格した先輩達や内定者のエントリーシート(ES)の内容を一度見てください。

 

自分が太刀打ちできるのか否かもわかりますし、お手本にすることで効率的に選考対策ができるはずです。

 

無料で利用できるおすすめのESを見られる公開・ダウンロードサービスは以下を参考にしてください!


 

あわせて読みたい

【8】中小企業は何社位あるの?

 

中小企業って?何社位あるの?

 

日本国内には会社が約400万社ありますが、そのうち大半は中小企業です。

 

割合にすると99%以上が中小企業という結果になります。

 

つまり、会社のうちの大半が中小企業です。

 

日本で働く人は約5000万人いますが、中小企業で働く人はそのうちの7割程度で、約3500万人程となっています。日本の経済を支えているのは中小企業といっても過言ではありません。

 

実は国内に企業の99%が中小です。労働者の7割以上は中小企業で働いているんです!

【9】中小企業の定義や中堅企業とは何か

 

そもそも中小企業の定義とはなんなのでしょうか?

 

中小企業庁の「中小企業・小規模企業者の定義」によると、資本金が少なく、従業員数が数十人~数百人の小さな会社です。(正確には業界に気になる方は、中小企業庁のページをご覧ください)

 

中小企業が大きくなったものの大企業ほどではない「中堅企業」などという呼び方をすることもあります。

 

明確な規定はありませんが、従業員数が1000人に満たない企業を「中堅・中小企業」とくくったりすることもあります。

 

【10】大手企業の大卒求人倍率は0.42倍(2020卒)という厳しい結果

 

新卒の就職活動は超売り手市場と言われていた2020年卒においても、大手人気企業の求人倍率は0.42倍という厳しい数値になっています。(全体では1.83倍)

 

過去5年で見ても0.4倍を下回るような数値となっており、コロナウイルスの影響を受けた今の時期の数値はこちらを大きく下回る数値になることが予想されます。

 

逆に、中小企業の求人倍率は8.62倍と難易度は低く、中小企業の中で優良企業を見極めて就職・転職活動をしていくことが就職活動成功のカギとなるでしょう。

 

『大企業は、売り手市場であったとしても求人倍率0.4倍程度です。コロナウイルスの影響がある今はより厳しい状況になるでしょう…。

【11】転職者の求人倍率から見た20代転職の大手企業の求人倍率の推測

 

既卒やフリーター、第二新卒など20代の就職・転職希望者の活動の難易度を数値的に考えていくために、求人倍率をご紹介します。

 

大手人材会社のdodaエージェントの転職求人倍率調査によると転職者の求人倍率は2.58倍となっています。

 

求人数、転職希望者数ともに1割ほど減少していますが、転職希望者の数と転職求人数の減少幅のほうが大きかったため、求人倍率は結果的に上昇しています。

 

2.58倍といういう数値は、一人に対して2.58社の求人があるということですので、企業選びと求人情報の入手方法に失敗がなければ転職自体は十分可能な数値となっています。

 

転職求人倍率

・2020年4月の求人倍率は2.58倍(前年同月比-0.08pt)

・求人数は前年同月比90.5%

・転職希望者数は前年同月比93.6%

 

以下は、dodaエージェントの転職求人倍率調査です。

 

【出典】転職求人倍率レポート(2021年4月)

 

しかし、全体の求人倍率が新卒よりも高いため、それに比例して大手企業の求人倍率が下がるかというと、残念ながらそうではない気がします。

 

大手企業に限らず、日系企業は受け入れや研修が容易な、新卒一括採用に力を入れているため、若年層の転職活動の間口が広いとは正直言いきれません。

 

新卒と変わらぬ、もしくはより厳しい数値になると考えておいたほうが良いでしょう。

 

大企業は、新卒一括採用の傾向が強いため、新卒採用のほうが入社し易い傾向があるように思えます。転職活動においても大手の求人倍率は0.3~0.4位の数値になると考えています。

【12】優良中堅企業やベンチャーと出会う為には就職・転職ナビを断つ

 

何を言っているのと、思われた方が大半かと思いますが、優良中堅企業やベンチャーと出会うためには、効率的に就職・転職活動を進められるように見える就職・転職求人情報ナビから脱却することです。

 

当記事を監修している「就プラ」も人材業界であるため、業界批判をするつもりはありませんが、ナビサイトと言われるものは一部を除き、広告費を支払える企業のみが求人掲載され、高い広告料の企業ほど優先的に表示をされます。

 

ビジネスの仕組み的な部分もあり、高い広告費を支払っている企業=優良企業とは言い切れません。

 

ナビサイトを利用することが完全NGというわけではないのですが、1、2名の採用をするために、中堅・中小企業が高い広告費を支払うことは正直考えにくいところです。

 

確かに、数名の採用でわざわざ広告費を支払うかな?ナビに出ている企業が良い企業なのかと思い込んでいた…。

【13】結局、どのように優良やホワイトな中堅・中小・ベンチャーを探すのか?

①四季報に掲載されている企業や各企業のHPへの問い合わせ

 

先に説明した通り、就職ナビサイトに掲載されている会社=優良企業というわけではありません。

 

就職四季報やニュース、経済誌、経済産業省が実施している『グローバルニッチトップ企業100選(新GNT企業100選)』等を確認して、自らHPへ問い合わせをしていきましょう。

 

求人を募集している確率は決して高くはありませんが、ライバルも少ないため、社員募集中の会社と出会うことが出来れば、優良企業に入社できる可能性が高まるはずです。

 

就活四季報の詳細説明はこちら

 

②就職・転職支援エージェントを活用してみる

 

就職・転職支援エージェントのビジネスモデルは、中小やベンチャー企業としては活用のメリットが実は高いのです。

 

エージェントのビジネスモデルは、求人募集は原則無料で、求職者が入社をした場合にマージンを支払うような形式になっています。1、2名を厳選して採用する際には、前払いのナビサイトではなく、リスクが少ないエージェントを活用する企業が増加しています。

 

『自分で見つけること』+『エージェントの活用』が優良の中堅企業やベンチャー企業を見つける近道です!

【14】新卒就活生から評判が良い就職活動支援エージェントとは?

企業推薦に限らず全ての相談が可能 就プラ 就活エージェント
マッチングイベント数が豊富。全国で利用可 MeetsCompany
5万人以上が利用する安心のサービス キャリセン就活エージェント
大学院生であれば登録必須! アカリク就職エージェント
新卒就活エージェントとは、専任のアドバイザーが就職活動の始めから終わりまでを支援してくれるサービスです。(もちろん利用料は無料です)

 

新卒向けの就職支援エージェントは、就職活動の際に、「自己分析が上手くできない」「行きたい企業がわからない」という初期の段階での悩みから、模擬面接やエントリーシート(ES)添削、グループディスカッション(GD)対策などの選考対策を実施して頂けるためグッと内定率が高まります。

 

リクナビ」、「マイナビ」などのような就職情報ナビサイトだけなく、エージェントサービスを併用することで、効率的に就職活動を進めることができます!

 

ナビなどに掲載されていない非公開求人の紹介を受けたり、選考対策をしてくれるサービスがエージェントです!

就プラ エージェントサービス(新卒・転職どちらも可能)

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

『就プラ エージェントサービス』は、過去に3万名以上が利用した就活生向けのフリースペース『就プラ』が運営しています。

 

一般的なエージェントは、同エージェントが推薦した企業のみの支援に限定されることが一般的ですが、就プラは自己応募の企業の支援もOKなところが支持に繋がっています。(当ページの監修も手掛けています)

 

※20代の転職活動の相談も可能です!

 

 

サービスの特徴

①就職エージェントとしてはかなり特殊で、アドバイザーが現役人事担当
②企業推薦だけではなく、ESの添削や模擬面接等も可能
③支援人数を限定しているため、サポートが手厚い
④人事目線で、求人の良いところも、悪いところも説明
⑤利用料は全て無料

ミーツカンパニー(MeetsCompany)(新卒向け)

おすすめ度(評価)★★★★★

 

MeetsCompany』は、企業と就活生のリアルな出会いにこだわりをもった就職支援エージェントです。

 

開催地域は全国各地で、イベントの開催頻度も高いため、オンライン上等では、企業の魅力が伝わらない、自分自身の人間性を直接お会いしてPRしていきたいと考える方は、ぜひ利用を検討してみてください。

 

出展企業は、毎回異なりますが、中堅からベンチャー企業等が多い印象です。(もちろん上場企業等も参加しています)

コロナ禍においては個別相談(エージェント)サービスにも力を入れています!

 

全国各地で利用が出来る就職支援サービスです。首都圏はもちろん、地方就活でも利用価値が高いです!

サービスの特徴

①オンライン対応は全国可能
②対面での支援も東京、札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、広島、福岡と豊富

②東京、大阪、名古屋、福岡、北海道、名古屋など全国各地で採用イベントを開催
③年間の採用イベントの開催数は業界最大級
④イベント後に就職相談をすることができ、応募書類の添削・面接対策等一人ひとりに合わせた徹底サポート

 

『MeetsCompany』の特徴・サービス内容を解説|評判・口コミはこちら

キャリセン就活エージェント

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

キャリセン就活エージェント』は、キャリアアドバイザーとしての経験が豊富な方が多く在籍している印象があります。(支援歴10年以上という人もいらっしゃる模様)

 

コンセプトとしては、大学のキャリアセンター並みに就活生に寄り添い相談を重視した就活支援をすることに重点を置いているサービスとのこと。

 

夏、秋ごろなどの遅い時期でも支援に力を入れている印象ですので、留学や院進学からの進路変更の方も利用しやすいはずです。

 

過去5万人以上が利用しています。エージェントとしてとても実績があるサービスです!

サービスの特徴

①過去5万人以上の利用実績あり。利用後の内定率は5.4倍に!
②1000社以上の紹介実績を誇るから安心

夏・秋・冬採用などの求人が豊富
④専門のアドバイザーが内定獲得まで徹底サポート

 

キャリセン就職エージェントの特徴・サービス内容を解説|評判・口コミはこちら

アカリク就職エージェント ※大学院生専門

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

アカリク就職エージェント』は、大学院生(修士・博士)とポスドクに専門特化した求人紹介サービスです。

 

一見、理系向けのサービスに見えますが、文系大学院生の支援実績も豊富です。

 

大学院に通う方は、一般的なエージェントですと、年齢的な部分がマイナスになりかねない為、大学院生であれば強く登録をおすすめしたいサービスです。

 

また、博士課程出身者やポスドク経験のある研究者の視点を持ったコンサルタントが多数在籍しているため、就活生の皆さんの研究内容などをしっかり理解してくれれるはずです。

 

「高い専門性を持つ学生が欲しい」、「特定分野の人たちを採用したい」などの理由で、大学院生や研究者を積極的に採用したい企業の求人がたくさん集まっています。

 

サービスの特徴

①大学院(修士課程・博士課程)・ポスドク研究員に特化した唯一のサービス
②主に理系の大学院生に特化しているため年齢などの心配も不要

③専門性を有する学生を求める企業の求人が多数
④アドバイザーもポスドクや大学院卒が中心
オンラインでの相談可能!

 

アカリク就職エージェントの特徴・サービス内容を解説|評判・口コミはこちら

 

【16】第二新卒・既卒・20代から評判が良い転職エージェント 4選

未経験、既卒、フリーター、第二新卒におすすめ キャリアスタート
未経験、既卒、フリーター、第二新卒におすすめ 就職Shop(リクルート運営)
未経験、既卒、フリーター、第二新卒におすすめ DYM就職
未経験、既卒、フリーター、第二新卒におすすめ ハタラクティブ
新卒としての就活、第二新卒・既卒・20代の転職支援(キャリア)エージェントとは、

専任のアドバイザーが転職・就職活動の始めから終わりまでを支援してくれるサービスです。

非公開の求人情報の提供面接日程の調整などの企業への連絡等を代行して頂けるだけでなく、 年収や入社日の交渉なども行ってくれ 、効率的に転職活動を進めることが出来ます。

 

また、キャリアチェンジに関する悩み等の相談にとどまらず、未就業者や職務経歴が短い方に向けて、IT系のプログラミングや資格取得等を無料で支援してくれるところも最近は増えてきています。

 

一般的な就職ナビサイトだけでなく、経験豊富なプロのアドバイザーからのアドバイスやサポートをフル活用して、転職・就職活動を効率的に進めたい方は有効に活用してください。

 

■キャリアスタート

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

キャリアスタート』は、『キャリアスタート株式会社』が運営する既卒、フリーター、ニート、第二新卒など20代若手の就職・転職希望者に特化をしたエージェントサービスです。

 

サービスの特徴としては、キャリアカウンセリング、求人紹介などの一般的な就活サポートに加え、徹底した面接トレーニングによる就業支援サービスを提供しています。

 

特に、面接対策は、求職者の皆さんが希望する職種や企業に合わせて、トレーニング内容を柔軟に変更しています。

 

所属アドバイザーの約6割が、エージェントランキングにてTOP10に入賞した経験があり、支援レベルにも定評があります。

 

社会人経験がない方や早期離職をして経験が少ない方などには、履歴書や職務経歴書等の書類作成、面接対策、企業紹介など、全面的に就職活動をバックアップしてくれます。

 

エリア 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、福岡県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県にお住まいの方
対象年齢 10~20代
得意業種 全職種
年収UP率 非公開
求人数 非公開

■就職Shop(リクルート運営)(転職向け)

おすすめ度(評価)★★★★★

 

就職shop』は大手人材会社のリクルート社が運営する18歳~20代に特化した就職支援エージェントです。

特徴としては、書類選考なしで面接できる企業が多く、学歴や資格ではなく、人柄や意欲を評価する企業が集まっています。


また、取り扱いの職種職種が幅広く、事務や企画、技術系の職種での募集も多数あります。(営業職の求人は全体の約4割となっています)

 

未経験者や20代でキャリアに自信がない方から人気のあるエージェントです。

 

2022年4月の時点で、就職shopを利用している企業数は1万社を突破しています。 

 

業界最大手のリクルートグループが運営しています。必ず登録しておきたい一社となります!

エリア 全国
支援拠点

東京(新宿・銀座・北千住・立川・西東京)

横浜・千葉・埼玉(大宮)

大阪・京都・神戸

対象年齢 18~29歳
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 1万件以上

■DYM就職(ディーワイエム)(転職向け)

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

DYM就職』は、全国の主要都市(東京、札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、広島、福岡等)で就職相談が可能であるため、皆さんがお住いの地域で気軽に就職・転職活動の支援を受けることが出来ます。

 

未経験OKの仕事も豊富で、既卒、第二新卒など20代で就職活動中の方に優良な正社員の仕事をご紹介頂けます。

 

職務経歴や学歴に不安があっても、応募書類の添削・面接対策等一人ひとりに合わせた徹底サポートで内定決定率の高さを実現しています。

 

正社員としての転職・就職活動を成功させたい方におすすめのサービスです。

 

エリア 全国(オンライン可)
対象年齢 18~29歳
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 非公開

■ハタラクティブ(転職向け)

おすすめ度(評価・評判):★★★★★

 

ハタラクティブ』は、未経験者・キャリアに自信がない方にとっては非常におすすめのエージェントです。履歴書・職務経歴書の添削、面接日程の調整などのサポート体制も充実しており人気があります。

 

また、ハタラクティブでは、未経験OKの求人を約2,300件以上保有しており、内定率は驚異の80%以上を記録しています。

 

加えて、実際に取材をした企業の求人のみを紹介しているので、職場の雰囲気や求人の詳細情報など、求人を見るだけではわからないようなことも教えて頂けます。

 

手厚い支援をご希望の方は利用してみてはいかがでしょうか。

 

エリア 東京・神奈川・千葉・埼玉・関西・愛知・福岡
対象年齢 20代(未経験・フリーターなど)
得意業種 全業種
年収UP率 非公開
求人数 2,000件以上

【17】職種や業界別の就職支援エージェント ランキング一覧

当記事は、新卒と20代転職支援の一部のエージェントについて解説しています。

お探しの条件にあわせて、条件別ランキングをご確認ください。

 

20代など若手の転職希望者から人気があるエージェントの評判や・口コミ一覧もおすすめです!

就職・転職希望者から人気があるエージェント評判・口コミ一覧

【既卒・フリーターなど就業経験の少ない方】

 

就職Shop(リクルート運営)

 

DYM就職

 

ハタラクティブ

 
キャリアスタート

 

【研修等が無料で受講できるカレッジ型】

 

ジェイック(JAIC)(総合職むけ)

 

ネットビジョンアカデミー(ネットワークエンジニア向け)

 

【第二新卒など1~3年程度、それ以上の経験がある方】

 

マイナビジョブ20's

 

リクルートエージェント

 

doda(デューダ)転職エージェント

 

【18】それでも就職・転職活動が決まらない、上手くいかない方へ

先に、紹介した就職・転職支援エージェントに相談したり、ナビサイトから応募をしてもなかなか内定が得られなくて困っている方は、民間人材企業のサービスではなく、厚生労働省管轄の「ハローワーク」や「サポステ」などに相談に行ってみてください。

 

企業規模や完全週休二日制などが叶うかはわかりませんが、中小零細企業などであれば倍率もそんなに高くはないため、正社員として未経験で働けるところもあるかも知れません。

 

民間の人材企業が手掛けるサービスは求人広告の掲載料金もしくは人材紹介料がかかるため、中小企業はなかなか求人を出すことは出来ません。

 

「ハローワーク」は厚生労働省の管轄で、民間企業が運営するものでは無いため、企業側の求人掲載は全て無料です。

民間のナビサイトなどと違い無料であるため、倍率の低い中小企業の求人等があるかもしれません。