【1】今までの人生・これまでの学生生活で最も嬉しかった事は何ですか?の質問の意図
【2】最も、一番、特に、一つだけなどが就活生を悩ませる…
【3】経験の中で成長させた、培った強みの使え方がわからない方は?
【4】『長所や強み』がない・わからないと悩む人へ
【5】『長所や強み』明確にするためには自己分析を徹底
【6】『長所や強み』が明確になったら、あとはエピソードの整理のみ
「今までの人生・これまでの学生生活で最も嬉しかった事は何ですか?」という質問をする企業側の面接官の意図は何なのでしょうか?
その時の面接の流れや、担当者の考え方によって、多少異なりがあるものの主に2つの目的があります。
質問の意図
会社では、様々な価値観を持った人たちが、ビジョンや目標を実現するために、チームで力を合わせて仕事をしています。
就活生の皆さんが、社会人になった後に、周りの人達とどのように関わってくれるのか、その際に発揮される人柄や性格はどんなものなのか?
自社の組織風土や環境にきちんとマッチする人であるのかを確認したいと考えています。
嬉しかったことについても、自社で働いてもらった際に、仕事に喜びを感じ、学生時代に感じたような嬉しい感覚を得ることが出来るのかなど面接官はイメージしていきます。
「今までの人生・これまでの学生生活で最も嬉しかった事は何ですか?」という質問は、最も、一番、特に、一つだけなどが『ランキング1位』、『ベスト1』を答えて下さいと、期間や時期などを限定されないことで、かえって答え難さが増しています…。
人生最大のと言われても、本当に困るという人は、以下の手順とポイントでエピソードを絞ると良いかも知れません。
嬉しいと思った感情の揺れ動きがあることは大前提で考えて欲しいのですが、まずは単純に嬉しいと思った経験を最低5個、出来れば10個くらいを箇条書きでメモなどに記していってください。(すぐ忘れますから頭の中だけで考えるのはダメです…)
そのあとが大切です!
以下のポイントを意識して経験を絞り込んでいきましょう。
エピソードを絞り込むポイント
上記をすべて満たす必要はありませんが、『受動的』に何かを得られた、お金を払ってサービスを受けたというものでは、貴方自身の努力や創意工夫によって得られたものではないため、どんなに立派な気づきであっても評価には繋がりにくいかも知れません。(絶対にダメなわけではないです)
過去の経験やエピソードまでは、絞り込みが出来てきた。
でも、その中で発揮をされた『長所や強み』、『自分の特徴』などが言葉に出来ない人、言語化に悩む人も多いでしょう。
以下、就活の中で良く表現される、企業側も評価をすることが多い、キーワードをご紹介しますので、参考にしてください!
長所にするには、上記の特徴に対して、「ある」、「高い」、「長けている」等をつけ添えれば良いでしょうね!
先に説明した通り、『嬉しかった経験・体験』を語る上では、自分自身の『長所や強み』まで落とし込むことが大切であることはご理解頂けたでしょう。
でも、『長所や強み』に自信が持てない、これ位では評価されないと悩む人もいらしゃるかも知れません。
でも、心配しないでください。企業側もそんな高水準のものは求めておりません。
『長所や強み』がないという人は、他の人と比較をして、自信がない、目立っていないからアピールにならないと思い込んでいるだけです!
とてつもなく高い水準のものではないといけないと勝手に思い込みがちですが、実際のところ就活生の大半の方が同じような水準の話をしています。
大切なことは、具体的なエピソードを交え、自分自身の中である程度自信がある特徴を、あなたのことを知らない第三者へ伝えるための表現上の工夫をすることです。
『嬉しかった』経験の全体像を整理し、企業から評価されるエピソードにして行くためには、『長所や強み』を明確にしておくことは必要不可欠です。
それでは、『長所や強み』を明確にするためには、何を考えておけばよいのでしょうか。その際には、以下の2つの準備をすると良いでしょう!
ペンを片手にノートに書き出していくことももちろん必要ですが、面倒だと思う人は就職ナビサイトやアプリ等の自己分析ツールを活用することなどでも、強みや弱みの把握が出来るはずです。必死に考えても割と思いつかないものです…。
「長所や強み」が整理出来れば、あとは回答内容を考えるだけです。
繰り返しになりますが、『受験企業の求める価値観や感性であること』、『その経験の中での創意工夫が伝えられること』、『学びや成長があること』、『本当にうれしかったと思えることで、感情を込めて話が出来ること』、この4点を満たしているエピソードを選び、全体構成や具体的な内容を考えていくようにしてください。
ハイレベルの経験でなくても、皆さん自身が自信と誇りをもって話せるエピソードでしたら、きっと面接官の共感を得られるはずです。
繰り返しになりますが、超人気の大手企業を除きスーパーマンのような人材を採用しようとはしていません。
貴方の経験に引け目を感じず、きちんとした準備をした上でPRしていきましょう!